こんにちは、タチバナです。みなさんは、「オートファジー」という現象を知っていますか?
実はこれが薄毛治療に効くというので、大きな注目を集めています。
本記事ではオートファジーと薄毛の関係性を解説するので、ご参考にしてください。
オートファジー=体の中がキレイになる現象
まずオートファジーがなんなのか理解しておきましょう。これは簡単にいうと、「細胞が飢えた状態になり、逆に健康的な状態となる」という現象です。
そもそも人の体は細胞で構成されていますが、これは古いものから新しいものへと繰り返し切り替わり続けています。ただしこれは、栄養素が常に補給されている状態では起こりづらいと言われている様子です。
一定時間食事を取らないとオートファジーが発動します。そうすると、体は古い細胞やタンパク質を「食べる」という行動に出ます。
そうすると古い細胞に含まれた病原体なども排除されるわけです。つまり「共食い」を引き起こすことで、体がキレイになるという話です。
オートファジーによって薄毛が改善する理由は?
なぜオートファジーで薄毛が改善するかというと、髪の毛を生やすために必要な「毛母細胞」が新しくなるからだと言われています。
オートファジーが発動すると、古い細胞やタンパク質が食べられます。もちろん毛母細胞も食べられるでしょう。
そしてその代わり、新しい毛母細胞が誕生するわけです。つまり、細胞が若返りを起こすわけですね。
毛母細胞が生まれ変わっているなら、そのはたらきも向上していると期待できます。つまり、髪の毛が生えやすくなり、薄毛の改善にもつながりうる、というわけです。
これならオートファジーが薄毛に効くともとらえられるでしょう。
ただし注意したいのは、「オートファジーを引き起こしたら、これだけ髪の毛が生えました」という報告が見受けられない点。つまり、今のところ科学的根拠が出揃っていないわけです。
本記事でも「オートファジーをしたら薄毛を治療できる」とは言えません。
オートファジーを引き起こすには16時間の断食がおすすめ
オートファジーは、意図的に引き起こすことが可能。要するに16時間断食すれば、発生すると言われています。
オートファジーは細胞を飢餓状態にしなければいけません。それは、栄養素の摂取を避けることで発生します。
16時間断食するのは、決してむずかしくありません。この16時間には睡眠時間を含んでO K。つまり夜早くご飯を食べ、朝ご飯を少し遅くすれば十分現実的に達成できる条件です。
たとえば夜19時にご飯を食べ、24時に就寝したとします。そして7時に起きて10時までご飯を我慢すれば16時間断食は成功です。
この方法でオートファジーに入ってみましょう。それを何度か繰り返していれば、人によっては薄毛の改善傾向が現れるかもしれません。
オートファジーは薄毛以外にも効果がある
薄毛対策として注目されているオートファジーですが、それ以外にも以下の効果が期待されています。
- 動脈硬化の防止
- ダイエット効果
- アンチエイジング
- 美白・美肌
これらも研究途上ではありますが、オートファジーによって劇的な効果が得られるかもしれません。
まとめ
本記事ではオートファジーと薄毛について解説しました。
残念ながら「オートファジーをやったからといって、髪の毛が生えてくる」と、科学的な根拠があるわけではありません。しかし一応の理屈は通っており、試してみる価値はあると言えるでしょう。
ぜひ一度オートファジーを試して、体にどんな変化があるか観察してみましょう。