こんにちは、タチバナです。「ワクチンの後遺症で抜け毛が増える」という噂を聞いたことはあるでしょうか。
結論から言うと、絶対にありえないとは言い切れず、少々注意が必要なところです。
本記事では以下の点を解説します。
- ワクチンで抜け毛が起こった報告と対処法
- それでも接種すべき理由
コロナワクチンと抜け毛について知りたい人はぜひ参考にしてください。
ワクチンで抜け毛が起こった報告について
ワクチンで髪の毛が抜けると考えられる理由は、実際に「抜け毛があった」と報告した人がそれなりに多くいるからです。
2021年12月、アンファー株式会社は、コロナ感染症に罹患した人を対象にアンケートを取りました。
すると実に全体の15%(およそ100名)が、症状として「抜け毛が増えた」と報告しています。
コロナ感染症や後遺症が、本当に抜け毛を増やすのか、科学的に解明されたわけではありません。
しかしこれだけ多くの人が「髪の毛が抜けた」と主張するなら、無関係と言い切るのはむずかしいでしょう。
抜け毛は自然回復する?
結論から言うと自然回復する見込みはあります。ただし科学的研究がいっさい進められていないので、結局はなんとも言えません。
ただ後遺症の症状が緩和されるものなら、自然と髪の毛の抜け毛はおさまると考えるのが自然です。
ただの宣伝かもしれない
ただし逆に注意して欲しいのは、「コロナで薄毛になる」というのは、育毛剤やAGAクリニックの宣伝かもしれない、という可能性です。
実は「新型コロナ禍で薄毛になった」というアンケートは、あらゆるメーカーやクリニックで公開されています。そしてそのいずれもにおいても、「抜け毛が増えた」という趣旨の回答が一定数は確認されました。
しかし抜け毛が増えるというのは、換毛期であれば誰にでも起こり得ること。また30代から40代であれば基本的に薄毛は進行していくものです。
それを無理矢理に「ワクチンや新型コロナウイルスのせいで髪の毛が抜けている」というところへ結びつけ、宣伝に使っているだけではないかという見方もできます。
もちろん上記したアンファー株式会社がそうだとは言わないし、他の会社も同様です。
ただしワクチンや新型コロナウイルスと抜け毛の関係性が科学的に解明されていない以上、「ワクチンで薄毛になった」という主張を鵜呑みにはできない、と言えるでしょう。
抜け毛が起こるにしても接種すべき理由
「抜け毛が起こるならワクチンを受けたくない」と思う人もいるでしょう。
しかし結論から言うと、その理由でワクチン接種を避けるのはおすすめできません。
理由はふたつあります。
ひとつは、ワクチンが原因で薄毛になるというのが、科学的に証明されていないこと。今後よほど明確な根拠が出てこない限り、この点を心配する必要はなさそうです。
もう一つは、薄毛を防ぐよりも新型コロナウイルスの感染予防を防ぐことがよほど重要という当たり前の理由。
薄毛のリスクを避けたいのはやまやまですが、罹患しないように、あるいは人にうつさないように、ワクチンを接種するべきだと言えるでしょう。
まとめ:ワクチンで抜け毛が起こる可能性はあるが接種はすべき
いくつかのアンケートや調査において、「ワクチン接種で抜け毛が起こる」というのが報告されています。これは今からワクチンを打とうとしている人には恐ろしい話です。
しかし、そこまで怖がる必要はありません。
今のところ根拠も薄いので、あまり気にする必要はないでしょう。