シャンプーなし、お湯だけで髪の毛を洗う、いわゆる「湯シャン」。
薄毛の悩みを解決するため、「湯シャン」に興味がある人も多いでしょう。
しかし湯シャンには、「抜け毛がめちゃくちゃ増える」という情報も出回っています。
今回は、
- 湯シャンで抜け毛が増えるのか?
- 湯シャンのメリットややり方
について解説するので、参考にしてください。
湯シャンで抜け毛が増える?
結論から言うと、湯シャンをして絶対に抜け毛が増えるわけではありません。
むしろ湯シャンには、抜け毛を減らし、薄毛の悩みを解決できるような効果も期待できます。
湯シャンのメリットとしては、
- 皮脂をおさえる
- フケや乾燥をおさえる
- かゆみや湿疹をおさえる
- 頭皮環境を健康にする
といった点が挙げられます。
皮脂やフケあるいは乾燥などの頭皮トラブルは、抜け毛を増やす原因です。
たとえばかゆみや湿疹は、毛穴を潰してしまい、抜け毛の原因となります。
よって、湯シャンで抜け毛がものすごく増えるとは言えないでしょう。
むしろ、抜け毛をおさえる効果さえ期待できます。
安心して湯シャンに取り組みましょう。
ただし湯シャンの場合、
- 脂性の場合、ベタつきが残る
- ワックスなどを落とせない
- 髪の毛のツヤやハリは落ちる
といったデメリットもあるので、注意してください。
抜け毛をおさえる湯シャンのやり方とポイント
「抜け毛をなんとかするために湯シャンをしよう」と思っている人もいるでしょう。
絶対ではありませんが、湯シャンで抜け毛が減らせるというのは、じゅうぶん考えられる話です。
ただし抜け毛防止を目的として湯シャンする場合、きちんと正しい手順を踏む必要はあります。
- ブラッシングする
- お湯の温度は40度くらい
- 指の腹で揉み込んで洗う
- しっかりとドライヤーをする
やり方を間違えると、むしろ湯シャンで抜け毛が増えるかもしれません。
正しい手順で湯シャンしましょう。
ブラッシングする
抜け毛防止目的で湯シャンするなら、まずはブラッシングしましょう。
ブラッシングで、髪の毛についているチリ・ホコリをある程度落とします。
湯シャンではシャンプーを使わないので、洗浄力は期待できません。
だからブラッシングで補ってあげる必要があります。
しっかしブラッシングして、チリ・ホコリを落としましょう。
お湯の温度は40度くらい
抜け毛防止を目的にした湯シャンでは、お湯の温度が重要です。
基本的には40度を目安にしましょう。
それよりもぬるいなら、皮脂が溶けずに残留してしまいます。
熱いなら、髪の毛のキューティクルやタンパク質が壊れてしまうのです。
湯シャンをする場合は、40度のお湯を使いましょう。
指の腹で揉み込んで洗う
抜け毛防止の目的で湯シャンするなら、「指の腹で揉み込んで洗う」というのを大切にしましょう。
なぜなら爪先で洗うと、髪の毛を切ってしまうことがあるからです。
また、皮膚に傷をつけてしまうこともあるでしょう。
しかし「指の腹」なら、髪の毛と頭皮に優しくタッチできます。
髪の毛と頭皮を傷つけないように、指の腹で揉み込むように洗いましょう。
しっかりとドライヤーをする
仕上げに、しっかりとドライヤーをしましょう。
髪の毛が濡れたままだと、そこで雑菌が繁殖しやすくなります。
すると、にきびやかゆみ、あるいはにおいなどの問題が起こるかもしれません。
じっくりとドライヤーをかけて、乾かしましょう。
関連記事:髪の毛を自然乾燥すると、「はげる」? ドライヤーの方がマズい?
まとめ
「湯シャンをすると抜け毛が増える」という情報は、ときどき聞かれます。
しかし、先ほども触れたとおり、湯シャンはむしろ抜け毛をおさえる効果があると言えます。
抜け毛に悩んでいるなら、一度湯シャンを試してもよいでしょう。
ただし湯シャンだけで、ずっと薄毛・抜け毛ケアを続けるのはむずかしい部分もあります。
本格的に薄毛を予防・改善するなら、アデランスのようなヘアケアサロンで、真剣に問題と向き合うことが大切です。