こんにちは、タチバナです。
今回も、髪の毛の健康に関することをお話しします。
- シャンプーしたあと、髪の毛を引っ張ると切れる
- 手ぐしするたびに、髪の毛が切れる
というトラブルを抱えている人は、意外と多いようす。
今回は、髪の毛を引っ張ると切れる「切れ毛」について、詳しく解説します。
髪の毛を引っ張ると切れるのは、何が原因?
髪の毛を引っ張ると切れる原因でもっとも多いのは、「熱」です。
つまり、だいたいドライヤーのせいで切れ毛が起こります。
髪の毛は、外側が「キューティクル」という組織で覆われています。
しかし熱を受けると、キューティクルは少々壊れてしまうのです。
すると、本来なら内部に行き渡っているはずのタンパク質などが、外部へと流れ出てしまいます。
つまり髪の毛が弱くなって、引っ張ると切れる(切れやすい)状態へ変化してしまうわけです。
さらにブラシや手ぐし、スタイリングやヘアカラーなどで負担がかかります。
すると、髪の毛はとうとう耐え切れずに切れてしまうわけです。
つまり熱によるダメージを避けられれれば、髪の毛を引っ張ると切れるのは防止できそうですね。
髪の毛を引っ張ると切れる人はハゲる?
ちなみに、髪の毛を引っ張ると切れる人は、将来的にハゲる可能性があるかも。
多少切れ毛があって、たまに切れてしまう程度なら、何も問題はないでしょう。
しかし、それを放置しておくと、ハゲに代表されるさまざまなトラブル起こるかもしれません。
髪の毛は、本来そうカンタンに抜けるものではありません。
健康な髪の毛をタテに引っ張って切るなら、150~200Mpaの力が必要です。
わかりやすく言うと、「鉄を引っ張って切る」ときと、似たような力がかからないと切れません。
さらには引っ張られても「ちょっとくらいならタテに伸びて耐える」という性質もあり、より切れづらくなっているのです。※1
にもかかわらずプチプチ切れるなら、明らかに髪の毛には異常が起こっていると考えるのが自然です。
というように切れ毛があって、さらには抜け毛という問題もあるとすれば、いずれハゲていくでしょう。
髪の毛を引っ張ると切れる状態にあるなら、何かを変える必要があります。
※1ヨコ方向からの圧力にはものすごく弱いので、ハサミでもカンタンに切れます。
髪の毛が引っ張ると切れる(切れ毛)を防ぐには、どうすればよい?
やはり、髪の毛を引っ張ると切れることは、予防したいと考えている人は多いでしょう。
となると、やはりそれなりな予防策を取ることが重要となります。
大前提としては、正しいドライヤーの掛け方を心がけましょう。
髪の毛を引っ張ると切れる原因は、先ほども言ったとおり「熱」です。
だから、高音のドライヤーを雑に当てていると、髪の毛が引っ張ると切れるようになってしまいます。
しかも水に濡れた髪の毛は一時的に強度が落ちるので、余計に危険です。
ドライヤーの掛け方については、「髪の毛自然乾燥すると、「はげる」? ドライヤーの方がマズい?」の記事を参考にしてください。
ドライヤーの他、
- 無茶なカラーリングやパーマ
- 睡眠不足
- タンパク質の不足
- 血行不良
などでも、切れ毛は発生します。
こういったことがないように、健康な生活を心がけることが大切です。
まとめ:髪の毛を引っ張ると切れるなら、なんとかしたほうがよい
もし髪の毛を引っ張ってプチプチ切れる時期が続くようなら、何かしらのケアが必要となるでしょう。
普通、髪の毛はちょっと引っ張ったくらいで切れ毛にはなりません。
おそらく熱をはじめとした刺激によって弱くなっているので、何かしら対策は必要でしょう。
髪の毛(特に薄毛や抜け毛)に関するトラブルは、早めの対処が重要となるものです。
ハゲてから後悔しないように、注意しましょう。