- 女性がハゲない理由は?
- 薄毛になるとしたら原因は何?
- 男女問わず薄毛を改善するにはどうすればよい?
上記のような疑問を持っている人は多いでしょう。
やはり女性は男性よりも薄毛になりにくい部分があります。だからといって必ずハゲないわけではありません。
また男性からしても、女性がハゲない理由を知るのは今後の育毛で役立ちそうです。
そこで本記事では以下の点を解説します。
- 基本的に女性がハゲない理由
- 女性の薄毛のタイプ
- 男女共通でハゲないポイント
薄毛に悩んでいる方はぜひご参考にしてください。
女性がハゲない理由は悪玉男性ホルモンが少ないから
女性がハゲない理由は、一言でいえば悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが少ないからです。
基本的にハゲるという現象は、ジヒドロテストステロンが過剰に分泌されることで起こります。しかし「男性ホルモン」と述べていることからもわかるように、女性にこのホルモンは男性ほど存在しません。だから男性のような薄毛が起こりにくいわけです。
ただし注意してほしいのは、ジヒドロテストステロンに起因しない薄毛は、女性にも起こりうる点。例えばストレスや皮脂による薄毛は、女性にも起こり得ます。
女性がハゲないわけではない!薄毛のタイプと原因
必ずしも女性がハゲないわけではなく、薄毛になることはあり得ます。そのパターンはある程度決まっています。
女性の薄毛のタイプ
女性の薄毛のタイプは、大きく分けて4種類あります。
- 牽引性脱毛/ヘアアレンジしすぎ
- 産後脱毛症/出産後に脱毛が起こる
- 閉経による影響
- びまん性脱毛症/全体的に髪の毛が少なくなる
最も現実的に考えられそうなのは牽引性の脱毛症です。パーマやシャンプーなどをやりすぎて髪の毛が抜け。結果として薄毛になってしまうパターンはよく聞かれます。
また牽引(引っ張る)しているわけではないものの、カラーやブリーチも髪の毛を傷める原因です。これとパーマやシャンプーが絡めば、脱毛症とカウントできるでしょう。
出産を経験しているのであれば、産後脱毛症になっているかもしれません。もしくは分娩後脱毛症とも呼ばれます。
これはジヒドロテストステロンではなく、女性ホルモンのエストロゲンの急激な現象が関係しています。
髪の毛には成長期という概念があり、このフェーズにいる限り薄毛に悩まされることは、まずありません。この成長期は、エストロゲンが十分に分泌されることで成立しています。
しかし産後といえば、ホルモンバランスが大きく変動する時期です。つまり出産を経てエストロゲンの分泌が少なくなる場合があります。
当然ながら髪の毛は成長期からはずれてしまい、一気に髪の毛が抜けていってハゲるというわけです。
また閉経することで、女性の薄毛が進行してしまうケースもあります。やはり閉経するとホルモンバランスが崩れ、エストロゲンの分泌が制限される部分は否めません。
閉経を迎えたなら、女性でも薄毛になるのはある程度自然なことです。これはいわゆる「加齢」として捉えられるでしょう。
あまり年齢が関係ないところで言えば、びまん型脱毛症も原因として考えられます。30代前後以降によく見られ、その原因としてストレスや誤った食事制限、睡眠・食事習慣の悪化などが挙げられます。
要するに普段の生活習慣が原因として起こるものです。いかにストレスを避け、習慣を整えるかひとつのポイントとなるでしょう。
またびまん型脱毛症の特徴として、「男性の薄毛と比較して分かりづらい」という点が挙げられます。他のパターンもそうですが、AGAのように部分的にハゲるのではなく、全体的に髪の毛の本数が少なくなる傾向にあります。
男女の薄毛の違い
ここでいったん、男女の薄毛の違いについておさらいしておきましょう。
先ほど触れたジヒドロテストステロンの影響はもちろん、上記のように男女の薄毛には細かい違いがあります。つまり女性と男性で、薄毛対策や兆候は異なるというわけです。
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男性も女性もハゲずに髪の毛を生やすためのポイント
最も大切なのは、男性と女性いずれもハゲになる原因を理解し、できるだけ髪の毛が生えてくるように対策すること。これはAGAクリニックに行ったり、皮膚科で診察を受けたりすれば、ある程度簡単に対策できます。
とはいえ、「最近になって薄毛に気づいた」程度であれば、わざわざそこまでする必要もないでしょう。診察となるとお金も手間もかかります。
そのうえで、以下のような習慣を大切にしましょう。
食生活を見直す
薄毛になりたくないのであれば、まず食生活を見直すようにしましょう。
髪の毛は、普段食べているものの性質による影響を強く受けます。単純な話で、脂っこいものばかり食べていては皮膚が脂にまみれ、発毛がしにくくなるわけです。
また血行が悪化してしまい、髪の毛に栄養を運べず、髪の毛が成長しないケースも多々あります。
基本的に必要なのは、野菜中心の食事です。野菜を食べておけば、皮脂に悩まされることが減り、また血液もサラサラになりやすくなります。
タンパク質も欲しいところ。髪の毛は基本的にタンパク質を合成することで作られます。つまりこれが不足していると、髪の毛を作る材料が供給できないというわけです。
野菜中心のメニューを心がけつつ、赤身の肉や魚を食べるようにも意識しましょう。
正しい睡眠習慣を持つ
正しい睡眠習慣を持つことも、やはり重要です。
髪の毛は、夜寝ている間に分泌される成長ホルモンによって発毛したり、力強く育ったりします。また睡眠をきちんと確保すれば、ストレスが発生しづらく、より髪の毛にとって健康的な生活となるでしょう。
しかしこれが乱れていると、成長ホルモンが分泌されなくなり、薄毛へつながるわけです。
正しい睡眠習慣は、具体的に「一定のリズムであること」と、「最低でも6時間以上の睡眠である」点が挙げられます。
就寝の時間がバラバラだったり、短時間過ぎたりすると、あっという間に髪の毛に悪い影響が出るでしょう。仕事との兼ね合いなどもあるでしょうが、できるだけ睡眠時間が一定するようにしたいところです。
ストレスが発生しない環境を保つ
できる限りストレスが発生しない環境を保つのも重要です。先ほども触れたとおり、薄毛はストレスによっても進行します。
仕事や人間関係で強いストレスを感じ続けていると、やはり髪の毛には悪い影響が出るでしょう。
もちろん、仕事を変えたり、人間関係を切ったりするのは簡単ではありません。よってストレスの原因を取り除くよりは、ストレスが発生しないように工夫するのが重要です。
自分なりの楽しみを見つけたり、運動の習慣を作ったりして、できるだけストレスが発生しないように工夫しましょう。
正しいシャンプーとドライヤー
正しいシャンプーやドライヤーも、重要な要素となります。
髪の毛を洗うのは意外と繊細さが求められるものです。余計な力を入れると、爪で髪の毛を切ったり、頭皮を潰したりする可能性があります。
正しいシャンプーの仕方に関しては以下で解説しているのでご参考にしてください。
まとめ
本記事では女性がハゲない理由を解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 女性がハゲないのは悪玉男性ホルモンが少ないから
- ただし必ずハゲないわけでなく、ストレスや生理に関係してハゲることもある
- 男性も女性も、ハゲたくないなら日々の習慣を見直すのが大事
もしかしたら、「薄毛を自分でなんとかできる気がしない」「きちんとした治療を受けたい」というふうに思っている人も多いでしょう。
しかし皮膚科やAGAクリニックに行くことには抵抗がある、という部分もあるはず。
もしそのように感じるなら、アデランスのようなヘアケアサロンに行ってみるとよいでしょう。
いわゆる美容室のような発毛サロンで、育毛や日々のケアについてさまざまな指導が受けられます。植毛をするにはお金がかかりますが、カウンセリングやアドバイスを受けるだけなら無料です。
まずは気軽にカウンセリングだけでも受けて、その知識を活かして、薄毛にならない生活習慣を取り入れていきましょう。
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