こんにちは、タチバナです。
皆さんは、”猫っ毛は薄毛になりやすい”という噂を聞いたことはないでしょうか?
もし真実だったとしたら、決して無視できない内容の噂ですよね。
本記事を読んでいる人の多くは、
「猫っ毛は薄毛になりやすいのでは……」
「自分は猫っ毛に分類されるのか?」
といった疑問を持っていることでしょう。
今回は猫っ毛と薄毛について、詳しく解説します。
猫っ毛ってそもそも何?
まずは、そもそも「猫っ毛」がどんな状態を指すのかおさらいしておきましょう。
猫っ毛とは、髪の毛の太さが0.06ミリ以下である状態のことを指します。
意外と細かい定義があるのです。
日本人の平均的な髪の毛の太さは、おおむね0.07mm程度とされています。
しかし、髪の毛を構成するメデュラやコルテックス、キューティクルの枚数や太さは、人それぞれ異なるわけです。
枚数や太さがやや少ない(細い)場合、髪の毛自体も細くなります。
結果としてそれらが0.06mm以下の太さになるのであれば、猫っ毛です。
また、コシやハリが少なく、ややパサついていて、艶やかではないという困った特徴も有しています。
もしかしたら、「湿気が多いとセットがうまくいかない」「ボリュームがうまくでない」といった悩みを抱えている人も、いるかもしれませんね。
だから、猫っ毛は少し扱いづらい髪質だとも言えるでしょう。
猫っ毛だと薄毛になりやすい?
やや困った部分も多い猫っ毛ですが、薄毛についてはどうでしょう。
結論から言えば、猫っ毛だからといって薄毛になりやすいわけではありません。
あらゆる論文を見ても、「猫っ毛の人は将来的にハゲる」といったことが明らかにされているようなデータは、今のところ存在しないのです。
そもそも髪の毛の質が、直接に薄毛の原因となるメカニズム自体、ほとんど確定されていません。
ただし、猫っ毛に「なりつつある」なら、薄毛になる可能性は考えられます。
なぜなら猫っ毛に「なりつつある」のは、「髪の毛が細く、弱くなり始めている」ことと同じだから。
おそらく、「以前よりも髪の毛が抜けやすくなった」「髪がパサついている」といった感覚も、同時に感じているはずです。
もしこのような兆候を見つけたら、薄毛対策をスタートさせるタイミングなのかもしれません。
なぜ猫っ毛の髪質になるのか
そもそも、なぜ猫っ毛になってしまうのか、疑問に思う人も多いでしょう。
具体的には、
- 遺伝している
- 年齢をかさねている
- 生活習慣の乱れ
- ヘアケアを怠っている
のいずれかによって、髪質が猫っ毛へと変化していきます。
今、「自分は猫っ毛だ」と自覚しているなら、原因は上記のいずれか、あるいは複数だと言えるわけです。
薄毛にならなくても、猫っ毛は心配! どうやって改善する?
薄毛になる、ならないは別としても、できれば「猫っ毛はイヤだ」と感じている人も多いでしょう。
猫っ毛は、以下のような取り組みを経たうえで改善されるかもしれません。
ツヤがあり、ボリューミーなヘアスタイルを目指すのであれば、ぜひ取り組みましょう。
まず、食事を見直して見ましょう。
食事を見直すだけで猫っ毛は改善されるし、同時に薄毛予防にもなります。
そして、睡眠時間についてもよく考える必要があります。
もし睡眠時間が極端に短いのであれば、できるだけ6,7時間は確保できるようにしたいところ。
また、運動の習慣も身に着けたいところ。
過去の記事でも触れているように、運動は薄毛の進行を食い止められると考えられています。
ウォーキングでもランニングでもいいので、何か運動の習慣を持ちましょう。
その他、
- タバコやお酒を控える
- 脂っこいものは避ける
- 髪が生乾きのまま放置しない
- コーヒーを減らす
- ストレスを減らす
といったことも重要です。
遺伝ばかりはどうにもなりませんが、他の部分はいくらでも変えられます。
まとめ
猫っ毛だからといって、「かならず薄毛になる」なんてことはあり得ません。
今のところ猫っ毛と薄毛を結びつけるデータは存在しないので、安心してください。
ただし、「猫っ毛になりつつある」場合は、本来太くて力強い髪の毛がダメージを受けていると考えられます。
すると、遺伝的に猫っ毛なのではなく、「髪の毛が弱くなっている」と考えられ、最終的には薄毛へ至るかもしれません。
もしそのような兆候が見られたら、食事やヘアケア、生活習慣を見直してみましょう。
薄毛は別として、猫っ毛を避けたい人にも同じことが言えます。