こんにちは、タチバナです!
- 「ヘパリン類似物質で薄毛は治療できるのだろうか?」
- 「副作用などはないのか?」
上記のように感じている人は多いでしょう。
ヘパリン類似物質は「ヒルドイド」などの薬品名で、皮膚科などにおいて処方されています。
本記事はこの成分が何なのか、そして薄毛に対して効果をもたらすのか、詳しく解説します。
そもそもヘパリン類似物質とは?
ヘパリン類似物質とは、体内で生成される「ヘパリン」とよく似た物質のことです。特性として「水分が多い状態を維持する力が強い」という一面を持っています。
わかりやすい効果としては以下3点が挙げられるでしょう。
- 保湿を促進する
- 血行をよくする
- 炎症をおさえる
おおむねクリームもしくはローションとして処方されています。
主目的は皮膚疾患の治療。ただし最近は頭皮ケアやフェイスケアとしても注目されるようになりました。
ヘパリン類似物質を頭皮に塗ると薄毛が治る根拠はどこにもない
残念ながらヘパリン類似物質を頭皮に塗って薄毛が治る根拠はどこにもありません。
上記のとおり、特性として保湿を促進するのが主な効果です。特別、薄毛を治療できるとは、どこにも主張されていません。
ヘパリン類似物質と薄毛について、研究している人もいない、それを強く推奨する医師もいない状態です。その点を踏まえればヘパリン類似物質を頭皮に塗るのが有効というのは。おかしな話です。
ヘパリン類似物質が頭皮と薄毛にもたらすかも知れない効果
科学的な根拠がないとはいえ、ヘパリン類似物質の特性を考えれば、「もしかしたら薄毛を改善するかも知れない」とは言えそうです。
薄毛というのはそもそも、以下のような原因によって引き起こされます。
- 頭皮の乾燥
- 血行不全(髪の毛の減量となるタンパク質が運ばれない)
- 頭皮の炎症
- 皮脂の異様な分泌
- 男性ホルモンバランスの乱れ
- 生活習慣の崩壊
- ストレス
うち男性ホルモンバランスの乱れやストレスは頭皮に何かを塗ったからといってどうにかなるものでもありません。
しかしヘパリン類似物質には保湿・血行促進・炎症の改善という3つの効果が期待され、皮膚科で処方されているものです。
つまり頭皮に使用することで、
- 頭皮の乾燥
- 血行不全
- 頭皮の炎症
をおさえられるとは考えられます。そうするとヘパリン類似物質を頭皮に定期的に塗り続ければ、薄毛を根本的に治療できないまでも、少なくともいくつかの原因を潰すことは可能と言えそうです。
ただしここに書かれていることは、科学的に証明されているわけではありません。
あくまでも「そうかも知れない」という予測として考えてください。
まとめ:ヘパリン類似物質を頭皮に塗っても薄毛が改善するとは言い切れない
本記事ではヘパリン類似物質と頭皮、そして薄毛との関係性について解説しました。結論から言えばこれを塗ったからといってただちに髪の毛が生えてくるわけではありません。
そもそもヘパリン類似物質は、主にアトピーや(頭皮以外の)皮膚炎を治療する目的で処方されているもの。医師の指導なく頭皮に使用しても、正しい効果は期待できないでしょう。
ただしヘパリン類似物質が持つ保湿・血行促進・炎症の緩和という3つの効能は、薄毛の原因の一部をカバーしているとも言えます。
つまり科学的に証明はされていないものの、ヘパリン類似物質を利用することで薄毛を進行させる原因のうち、いくつかは潰せるのかも知れません。
ただし、そんなことで薄毛が治ったという人がほとんどいないのも事実。ちゃんとした治療を受けたいのであれば、アデランスのようなヘアケアサロンに行って相談してみましょう。
ここなら本記事よりもはるかに有意義なアドバイスを提供してくれるはずです。